Q:昔から競馬が大好きです。「未経験者可」とありますが、応募しても大丈夫でしょうか?

A:OKです。牧場の仕事は「好きだから」こそできる仕事です。ただ「好きなだけ」でも続かない仕事です。自分の中で「好き」という以外に「もう一つの動機・楽しみ」が持てるかどうかがポイントです。

A:まずはインターンに応募していただいて、馬の仕事における「もう一つの動機・楽しみ」を探してみてはいかがでしょうか?

Q:『競馬業界は不景気で厳しい』と聞きます。なるべく大手の牧場で勤めた方が安全でしょうか?

A:確かに大手の牧場に勤めるのは一つの手ですが、景気や待遇で「働く場所」を選ぶのではなく、環境や社風で「働く場所」を選ぶ方が(少し長い目で見れば)正解である事が多いです。

A:競馬業界は職人の世界です。大きな会社でずっと働く事で給料が上がるのではなく、経験し技能を磨いて「腕を上げる」ことで給料が上がります。愛知ステーブルは社員には経験するチャンスは平等に与えます。

Q:実家が農家でトラクターを動かせます。大型自動車の運転免許も持ってますが役に立ちますか?

A:愛知ステーブルは繁殖事業や馬場管理は業務としてやっていないのでトラクターなど大型機械を使うシーンはありません。馬運車でのトラック輸送はよくありますので4トントラックの運転免許&経験はあると役立ちます。パワーショベル、フォークリフトの操作は牧場業務のひとつとしていずれ役立つ時があるかもしれません。

A:現場仕事ですので「自動車のマニュアル運転ができる・できない」だけでも仕事の幅が違います。

Q:労働条件、待遇等この世界は非常に良くないと聞きますが…?

A:給与面では、生活に困るような給料で働いてもらって会社として良い結果が出るとは考えていません。最近は日高の牧場の方が賃金相場は若干高いです。愛知ステーブルは中心になって働いてくれる戦力には年400万円、500万円出す会社です。一般企業で働くのと変わりないか、むしろ夢が持てるくらいの会社になっています。

A:労働条件を単純に比較すれば、人手のある大手牧場よりは忙しいかもしれません。その分大手にいたら経験できなかった仕事をするチャンスが多く用意されています。技能が上がれば給料も上がります。技能が上がれば引き抜きの話が来るのもこの業界の特徴です。

Q:『ゲームで興味を持って牧場に就職されても困る』と牧場の人は考えているそうですが?

A:最近はJRAの調教師さんでも「テレビゲームがきっかけで」という人が当たり前になってきました。大切な事は「ゲームで得た経験」は本物の競馬ではほぼ通用しないので、勘違いを起こさない事でしょう。

A:本当の競馬はゲームより難しいですよ。

Q:JRAの試験に落ちて『牧場勤務では生活が非常に苦しくなる』と判断して離職する人が多いと聞きます。そういうケースは多いのでしょうか?

A:辞めた人は『馬の仕事は生活が苦しい』というのは表向きで、本音の所は『年齢的な肉体の衰え』だったり、体力的なものが多いと思っています。辞めたとして、その後の生活が急に良くなったという話もないですから、牧場勤務当時と同程度の生活水準で暮らしている人がほとんどじゃないでしょうか。

A:北海道の浦河は不便さもありますが、セブンイレブンもありますし、ネット通販で何でも手に入ります。「休日には必ずスターバックスに行かないと心が落ち着かない」という人に浦河の職場は厳しいかもしれません。そういう時に愛知ステーブルでは転勤で個人の希望に対応する事ができます。

Q:人間関係が凄く複雑な社会で、体育会系の所が多く、それに悩んで離職するケースが多いみたいですが?

A:会社には最低限の秩序は必要で、それは大手になるほど人間関係において必要になるかと思います。愛知ステーブルが求めるレベルはごく一般的な、日本の都市部の生活で求められる礼儀や人との接し方です。社会人らしい明確な受け答えは最低限必要ですが、体育会系の社風のようなものが本当に必要だと今は感じていません。

A:元々、愛知ステーブルは競馬業界の悪いイメージの一つである過剰な体育会系のノリを疑問に思った人が集まってできた会社です。例えば食事や飲み会で何かを強制するような伝統もありません。今まで『体育会系の社風が嫌だから辞める』という人はまだ1人もいません。

Q:怪我が多いみたいですが実際はどうなのでしょうか?

A:難しい表現になりますが、馬と人の関係において「一線を越えるか、超えないか」が怪我をする原因だと考えています。「事故を未然に防ぐのがリーダーの仕事だ」と責任者には伝えてあります。

A:愛知ステーブルでは1年目の新入社員が骨折するような怪我をした事はありません。

Q:『ノーザンファームや社台ファームなら大手だし待遇面ではこの世界ではダントツに良い。何をとっても素晴らしい』という話があります。就職するなら大きくて人が多い牧場が良いのでしょうか?

A:給与面では、先に述べたように最近は日高の牧場の方が賃金相場は若干高いです。愛知ステーブルはお盆休み・正月休みが各5日と他社より長く、故郷でしっかり英気を養って欲しいと考えています。

A:確かに大手牧場は福利厚生の面は一歩進んでいます。福利厚生面でもできる限り充実させたいと思っています。愛知ステーブルは「馬の世界だから」と言い訳せず、社会的に認められる企業を目指しています。

Q:体重が80キロありますが働けるでしょうか?

A:競馬業界で働く人はみんな体重60kg以下だという思い込みがあるかも知れませんが、牧場では馬に乗らない仕事もたくさんあります。

A:弊社では体重100kgを超えている人も働いています。